■先週の血統ピックアップ


・12/1 チャンピオンズC(GI・中京・ダ1800m)
 好位のインを追走したクリソベリルが馬群を割って突き抜けました。これで無傷の6連勝。これまでのレースぶり、血統水準から、能力的にきわめて高いものを持っていることは明らかでしたが、デビュー戦から楽勝の連続で、それゆえに馬群に揉まれる競馬をしたことがありませんでした。今回はデビュー以来初めて前後左右からプレッシャーを受ける競馬となり、それを跳ね返して見事ダート王の座につきました。

 クリソライト(ジャパンダートダービー)の全弟、マリアライト(宝塚記念、エリザベス女王杯)とリアファル(神戸新聞杯)の4分の3弟にあたり、母の全弟にはジャパンCダートの勝ち馬アロンダイトがいます。母クリソプレーズは底力抜群の名血を抱えているため、産駒はクラスが上がっても力負けしません。今回の馬体重は550kg。まだまだ成長途上とのことなので、完成したらどれほどの馬になるのか、今後が非常に楽しみです。

・11/30 チャレンジC(GIII・阪神・芝2000m)
 中団に控えたロードマイウェイが直線で外から伸び、逃げ粘るトリオンフをアタマ差とらえました。今年6月に1勝クラスを勝ってからクラスの壁を次々と突破して5連勝。父ジャスタウェイはヴェロックス、アドマイヤジャスタなどの父ですが、重賞勝ちはこれが初めてでした。トニービン4×3でティンバーカントリーが入り、いかにもスピードの持続力に秀でた洋芝向きの配合。その一方で速い時計にも対応できるところが非凡です。

 ジャスタウェイ産駒は阪神芝2000mで[4-2-1-4]。連対率54.5%ですから抜群に合います。ジャスタウェイとその父ハーツクライは産駒傾向が似ています。中山芝よりも東京芝、京都芝よりも阪神芝の成績がいいこと。京都芝は外回り、阪神芝は内回りの成績がいいこと。成長力が期待できる血統なので来年はさらに強くなるはずです。

■今週の血統注目馬は?

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