哲三の眼

▲今回新たに“黒地に黄文字”となるリステッド競走ゼッケンのサンプル(写真提供:JRA)


6月16日に行われる阪神11R・米子Sから、リステッド競走のゼッケンの配色が従来の“黒地・白文字”から“黒地・黄文字”に変更となります。そこで今回は、意外と知られていないゼッケンの秘密や完成するまでの過程を、製作を管轄しているJRAファシリティーズ東京事業所の担当者様、作成に携わるスタッフの方々にご協力いただき、実際の作成現場から、その一部始終を皆さんにお見せしちゃいます!


わずか5時間あまりで、翌日出走する全頭分のゼッケンを


 私たちが実際にレースで目にするゼッケンが製作されるのは、東京競馬場内にあるゼッケン印刷室というところ。ここでは3人のスタッフが、あらかじめ発注された馬番が書かれているゼッケンの下地に、馬名をプリントして貼り付ける作業を行っていきます。

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▲こちらがゼッケン印刷室 東京競馬場内にあるこちらの部屋で週末に作業が行われる


 ゼッケン完成までの一連の作業を、JRAファシリティーズ東京事業所の担当者様に伺ったところ、ゼッケンの製作過程は、タイトなスケジュールで行われていることが明らかに。

「3人のスタッフが実際に製作を開始するのは、枠順確定後にデータがこちらのパソコンに入ってきた10時30分ごろからになります。そこから納品期限の15時30分までに、翌日に行われる東京競馬12R分すべてのゼッケンを作成していきます」

 ちなみに取材時の6月1日(土)は、翌2日(日)の東京競馬12Rに出走する馬は全部で171頭。毎週この程度の量を、およそ5時間で、3人のスタッフが流れ作業で作成するというハードな工程となっています・・・

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