今週のface

▲デビュー3年目の横山武史騎手 躍進の秘密に迫ります


先々週までの小倉開催で10勝を挙げ、デビュー3年目にして小倉リーディングに輝いた横山武史騎手。横山典弘騎手の息子としても有名な彼だけに、もちろん憧れや影響を受けた存在は父…と思いきやそこには数々の世界的名手の存在が! 小倉リーディングにも「まだまだ」と満足しないストイックさは弱冠20歳の若手とは思えません。

(取材・文=佐々木祥恵)


ムーア騎手やマーフィー騎手のような追い方を理想に


ーデビュー3年目での小倉リーディングジョッキー、おめでとうございます。

横山 ありがとうございます。自分の力だけではなく、周囲の方々の支えがあってのものだと思っています。

ー小倉リーディング獲得の秘訣は何かあったのですか?

横山 自分でも変えたところがあったので、それが結果に繋がっているのなら嬉しいです。

ー変えたところはどのあたりですか?

横山 クリスチャン・デムーロ騎手に憧れているので、クリスチャンの追い方を最初は真似をしていました。でもうまくできなくて思い詰めていた時期に、勝てはしなかったのですが、後ろから追い込んできたレースがあって、その時にライアン・ムーア騎手のように脚が前後に動くような感じの追い方になっていたんです。それを見たトレーナーさんから「ムーア騎手のような型の方が合うかもしれない」という一言を頂きました。それがきっかけでムーア騎手のような追い方に挑戦してみようと思いました。

ーそのために何か努力されたことは?

横山 その追い方に必要な筋肉をつけるトレーニングをしました。最初は全く真似できませんでしたが、最近はやっと少し形になったかなという感じですね。まだまだダメなところもありますけど…。

今週のface

▲まだまだダメなところも…といいつつ昨年は35勝。騎乗フォームもようやく形に(撮影:下野雄規、写真は昨年タガノディアマンテに騎乗時)


ー短期免許で来日していたマーフィー騎手の影響を受けたという噂も小耳に挟んだのですが?

横山 マーフィー騎手もムーア騎手と同じような乗り方をしているんです。自分もそういう追い方をしてみたいなと思って・・・

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