2019年03月17日(日) 19時00分
【騎手のGIコース解説】ロードカナロアで制覇! 岩田康誠騎手が中京芝1200mを解説
▲ロードカナロアで高松宮記念を制した岩田康誠騎手(C)netkeiba.com
GI恒例・コース解説のこのコーナー。実際にそのGIを勝ったことのある騎手やそのコースが得意な騎手にコースの特徴を解説いただきます。春のGIシーズン幕開けを飾る高松宮記念は2013年にロードカナロアで制覇した岩田康誠騎手が登場。「世界のロードカナロア」や、2年連続レッツゴードンキでインを突き2着に惜敗したレースなど、なぜあの進路を選んだのでしょうか。
(取材・構成:大恵陽子)
(取材・構成:大恵陽子)
天候で馬場がゴロっと変わる
――ロードカナロアが制覇した2013年は現在のコースに改修された翌年でした。11番枠からスタートして、道中は中団の内から3〜4頭目でしたね。
岩田 前半のペースが速いと、脚が上がってしまうっていうのもあるのでその位置でした。前半3Fを34秒台で行けば、カナロアは絶対に伸びるっていう自信がありました。GIなのでだいたいペースは速くなるんですが、リズムよく走らせてって感じですね。
――直線ではやや外に持ち出しました。馬場のいい所を選んだということでしょうか?
岩田 ペースが流れて4コーナーまで脚を溜められたので、直線はしっかり進路のある所を選びました。
▲直線の位置取りで末脚の爆発をアシスト(C)netkeiba.com
――ゴール前で計算しつくしたように差し切りました。
岩田 ポジションをスッと取りに行ければいいんでしょうけど、他馬の関係もありますし、カナロア自身、位置を取りに行って・・・