【吉田豊騎手】落馬負傷から11か月 調教騎乗を果たしついに見えてきたレース復帰の道

▲ 一時は復帰できないことも覚悟したという吉田豊騎手、その胸の内とは


今秋スタートした新企画。「今週のface」はジョッキーや調教師など、いま最も旬な人を直撃するインタビューコーナーです。

今回ゲストにお迎えするのは吉田豊騎手。昨年の暮れ、12月9日の中山競馬場で、新馬戦に騎乗した際に落馬。脳震盪、頸椎骨折と診断され、長期休養を余儀なくされました。一時は復帰できないことも覚悟したという吉田騎手。しかし、状況が好転。先月の11日に10か月ぶりの調教騎乗を果たしました。レース復帰も見えてきた、いまの思いに迫ります。

(取材・文・撮影:佐々木祥恵)

「骨はもうくっつかないかもしれない」と

――10月11日から調教に騎乗されていますが、乗られてみていかがでしたか?

吉田 リハビリはしていましたけど、まだぎこちないというか筋肉痛も残りますし、馬に乗る時の筋肉って全然違うんだなと改めて感じています。

――途中経過があまり良くない時期もあったとお聞きしていますが?

吉田 骨がくっつかないのではないかと言われまして、激しいスポーツは避けてもらいたい、馬に乗るのは難しいという感じで言われました。

――それはいつ頃だったのですか?

吉田 5月か6月くらいでした ・・・

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