ノームコア

▲前走・紫苑S(GIII)1着以来の出走となるノームコア(撮影:下野雄規)


エリザベス女王杯出走予定馬17頭のレース1週間前の厩舎情報をお届けします。


アドマイヤリード

(栗東・須貝尚介厩舎 牝5、父ステイゴールド、母ベルアリュールII、母父Numerous)
前走府中牝馬Sは9人気7着

「年齢を重ねて精神面が成長しています。落ち着きが出てきた今なら、距離を延ばしてゆったりと走れると思います。1週前追い切りの後もいい状態をキープしていますし、ここでどんな競馬を見せてくれるでしょうか。」(須貝尚介調教師)

エテルナミノル

(栗東・本田優厩舎 牝5、父エンパイアメーカー、母ダイワジェラート、母父フジキセキ)
前走クイーンSは8人気6着

「ぶっつけにはなりましたが、その分しっかり乗り込んでいますし力は出せるでしょう。1週前追い切りも、終いを伸ばしていい動きでした。五分のスタートを切ることができれば十分戦えると思います。うまく好位で運びたいですね」(本田優調教師)

カンタービレ

(栗東・中竹和也厩舎 牝3、父ディープインパクト、母シャンロッサ、母父Galileo)
前走秋華賞は3人気3着

「前走・秋華賞(3着)は、あのポジションからいい伸びを見せてくれましたね。この中間は疲れをしっかり取りましたし、順調に来ています。1週前追い切りでは、この秋すでに2度使っているのでそれほど負荷を掛ける必要はありませんでしたが、いい動きでした。今回は距離がどうかですが、成長した今なら」(辻野泰之調教助手)

キンショーユキヒメ

(栗東・中村均厩舎 牝5、父メイショウサムソン、母アップルティー、母父サンデーサイレンス)
前走小倉記念は10人気9着

「府中牝馬Sを使う予定でしたが、軽いフレグモーネで回避。1~2日休み、ここ1本に目標を定めてきたのですが、2週前追い切りが府中牝馬S前よりはるかに良くて状態が上がりつつあります。いい状態で臨めそうですよ」(中村均調教師)

クロコスミア

(栗東・西浦勝一厩舎 牝5、父ステイゴールド、母デヴェロッペ、母父ボストンハーバー)
前走府中牝馬Sは6人気5着

「前走・府中牝馬S(5着)を使った後も変わりなく順調に回復しています。1週前追い切りは10月31日に坂路で。状態はいいです。上手く逃げてレースをした方がいいのかな、と思います」(西浦勝一調教師)

コルコバード

(美浦・木村哲也厩舎 牝5、父ステイゴールド、母エンシェントヒル、母父エンドスウィープ)
前走丹頂Sは4人気2着

「これまで中山、東京と除外が続いたり、外傷したりという中で重賞に初めて出走する現状ですが、牝馬同士ならG11でもG1でもさほど大きくは変わらないのではないかというのと、京都の2200mという条件が向くことなど総合的に考えて、このレースを目標にしました。1週前追い切りでは多少雑になった面はありますが、馬を動かしていくという点はクリアできたと思います。この馬は普段の所作が難しく、乗り手も調教でそんなに簡単に乗ってはいないと思いますが、この後は雑になった部分を整えて、1点に集中させるよう仕上げていこうと思います。関西に遠征した時に1回だけ5着になっているのが気がかりですが、初GI挑戦を記念受験にはしたくはないと思っています」(木村哲也調教師)

スマートレイアー

(栗東・大久保龍志厩舎 牝8、父ディープインパクト、母スノースタイル、母父ホワイトマズル)
前走京都大賞典は6人気8着

「前走の京都大賞典(8着)は、前に壁を作れなかったため向正面で行ってしまい、脚をためることができませんでした。体調面はまったく問題ないですし、しっかり脚をためる競馬ができれば」(大久保龍志調教師)

ノームコア

「予定通りの追い切りができましたし、動きも良かったです。紫苑S(GIII・1着)の後は体調面を考慮して秋華賞ではなくエリザベス女王杯を使うことになりましたが、調整は順調にできてます。初めての古馬との対戦で力関係が鍵ですが、コースや距離に関しては気にしていません」(萩原清調教師)

ハッピーユニバンス

(栗東・平田修厩舎 牝6、父ジャングルポケット、母アドマイヤセラヴィ、母父サンデーサイレンス)
前走丹頂Sは10人気3着

「馬体が減りやすい馬で、北海道でレースを使ってから体を戻すのに時間がかかったため間隔は開きましたが、状態はいいです。」(平田修調教師)

フロンテアクイーン

(美浦・国枝栄厩舎 牝5、父メイショウサムソン、母ブルーボックスボウ、母父サンデーサイレンス)
前走府中牝馬Sは7人気3着

「一昨年の秋華賞(GI・14着)の結果が良かったらもう少し大きなことを言えるのですが、京都の2200mという条件については何とも言えないですね。ただ秋華賞の頃と比べて成長していますし、乗りやすい馬ですからね。1週前追い切りも良い動きでしたし、状態は良さそうです。父がメイショウサムソンなので距離は問題ないでしょうし、チャンスはあると思います」(国枝栄調教師)

プリメラアスール

(栗東・鈴木孝志厩舎 牝6、父スペシャルウィーク、母リメインフォレスト、母父アジュディケーティング)
前走カシオペアSは10人気9着

「変わりなく順調です。前に行く馬なので同型との兼ね合いがありますが、騎手とゆっくり作戦を相談しようと思います」(鈴木孝志調教師)

ミスパンテール

(栗東・昆貢厩舎 牝4、父ダイワメジャー、母エールドクラージュ、母父シンボリクリスエス)
前走府中牝馬Sは5人気9着

「1週前追い切りは10月31日に坂路で。カイ食いは良く体は増えていますが、精神面がポイント。気持ちで走るタイプなので、自分自身との戦いですね。あと2週でどこまで馬をつくっていけるかでしょう。展開など条件が噛み合えば」(昆貢調教師)

モズカッチャン

(栗東・鮫島一歩厩舎 牝4、父ハービンジャー、母サイトディーラー、母父キングカメハメハ)
前走札幌記念は4人気3着

「1週前追い切りは10月31日に坂路でしっかりやりました。55.0-13.3で時計はかかっていますが、動きは問題ありません。熱発して府中牝馬Sを回避しましたが、ケアをしてすぐに治まり、以降は順調です。前走・札幌記念(3着)は間隔が開きながらもいいレースができているので、馬もいい方に変わってきているんでしょう。ああいう競馬ができたことも大きいですね。」(鮫島一歩調教師)

リスグラシュー

(栗東・矢作芳人厩舎 牝4、父ハーツクライ、母リリサイド、母父American Post)
前走府中牝馬Sは2人気2着

「前走・府中牝馬S(2着)は勝ち馬が強かったですね。その後もしっかり飼い葉を食べていますし、順調そのものです。1週前追い切りではしっかり負荷をかけることもできました。レースは展開ひとつだと思います」(宮内茂貴調教助手)

レイホーロマンス

(栗東・橋田満厩舎 牝5、父ハービンジャー、母スズカローラン、母父サンデーサイレンス)
前走小倉記念は8人気4着

「1週前追い切りの感触が非常に良かったです。順調に来ていますね。掛かる心配がないですし、距離は長い方がいい。がんばってほしいですね。」(橋田満調教師)

ワンブレスアウェイ

(美浦・古賀慎明厩舎 牝5、父ステイゴールド、母ストレイキャット、母父Storm Cat)
前走京都大賞典は6人気8着

「以前は危なくて美浦でもゲート練習ができないくらいだったのが、最近は練習ができるようになってきました。それが安定したレース結果に結びついていると思いますし、年を重ねて精神面で成長しましたので、2200mもこなせるのではないかと思います。1週前は前の馬を見ながらためる形の追い切りでしたが、相変わらず動きは良かったです」(古賀慎明調教師)

ヴァフラーム

(栗東・吉村圭司厩舎 牝6、父ハービンジャー、母ファーストチェア、母父ジャングルポケット)
前走ムーンライトハンデは7人気1着

「1週前追い切りは10月31日にCWコースで川又賢治騎手が乗り、しまいしっかりやりました。感触は良さそうですね。若い時はカイ食いに苦労しましたが、今では体に厚みが出て、調教も前走時と同じようにしっかりやれるようになりました。鞍上は前走・ムーンライトハンデが特別初勝利。GIになりますが、勝ちを狙っていきますよ」(吉村圭司調教師)